古民家再生
現場通信皆さんこんにちは!
BMの野口です。
今回は古民家の再生工事を紹介していきます。
着工前です。
天井や梁が長年の煤が溜まっていて黒いため、光を照らしても奥までよく見えない状態です。
壁にも煤や汚れで黒くなっていました。
広い空間なのに狭く感じます。
天井から埃や虫が落ちて床が汚れるのでシートを張ってあります。
特にカメムシに悩んでいるそうです。
隙間も目立ち冬はとても寒い状態です。
計画から約1年が経ち、いよいよ工事が始まりました。
床の不陸を調べてみると高い所と低い所の差が8㎝も違う状態です。
調整して水平にするのがとても大変な作業です。
外に面する床には冷気が上がらないように断熱材を入れています。
天井部分は、羽目板仕上げとなります。
下地として石膏ボードを貼りました。
羽目板が干渉する部分は、ノミで溝を取り隙間がないようにします。
柱や桁など干渉する部分が多いときは羽目板を張るスピードが落ちます。
一日で、3通りしか張れない日もありました。
大工さんは多い時には6人体制で天井を張っていきました。
2週間程でやっと天井が終わりました。
足場が撤去して見れるのが楽しみですね。
壁に新しく開口を作ります。
土壁で下地がなく大変な作業です。
木工事と同時に進行していた左官屋さんも追い込み状態です。
遅くに電気をつけての作業。
この照明を付けながらの方がコテ跡がわからなくなるそうです。
開口した部分もきれいに仕上がりました。
照明器具も付き、いよいよ点灯試験です。
明るい!!
感動の瞬間です。
天井がよく見えます!
建具屋さんも建込で追込み状態です。
ついに工事が完成いたしました。
あれだけ黒くて先が見えなかった天井も、奥までよく見えますね!
壁も白くなって明るくなり、とても広いスペースです。
工事期間は、約4か月。
正直、ここまで変わるとは思いもしませんでした。
とても遣り甲斐があり思い出に残る工事となりました。
古民家に興味がある方に参考になれば嬉しいです。
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